Yさんとお会いしたのは5年近く前の事です。見た瞬間、びっくりしましたね、大学時代の友達だったんです。全くの偶然で、その先の運命を感じたというか、ある種使命感を感じました。Yさんは当時、一世を風靡したキリー・クニモト氏の建築デザインに傾倒しており、私も崇拝してた師匠だったので全面的にクニモトワールドでスタートする予定でした。しかし、何度か我社の実績を案内するうちに、私自身のプロデュースで良いとなり、また気合が入りましたね。アメリカの雑誌や国内の輸入住宅のモデルハウスは殆ど見ているYさんにとって、計画の家はその全てが網羅されなくてはならないものでした。勿論、ご予算もあるので、ただただ大きくする訳にもいかず、当社も何度も設計にチャレンジし、まあ80%の網羅ができたのではないかと思える内容となった訳です。建築中においても、細部は即決せず、慎重に吟味を重ねて納得いく内容に仕上ていきます。時に私自身のジレンマでご迷惑お掛けした事もありましたが、結果、双方100%満足の作品になったんではないでしょうか。(ただ、友達の家を造るってのも、これで案外、気を使うんだな~と終始感じました。)


  Y邸データ

所在/ 群馬県
桐生市
竣工/ H21年2月 スタイル/

アトランタ
延床面積/ 207.57m² 1階/ 138.66m² 2階/ 68.91m²
部屋数/ 5LDK+2GARAGE
こだわりポイント 本格的輸入住宅の外観から内観まで全てを網羅した贅沢な家造り。








玄関を入るとオープンなダイニング。アメリカでよくあるフォーマルな空間。トランザム付きの窓が効果的でコンテンポラリーなデザイン。










ホール奥に大きなリビングの吹き抜け、正面には薪ストーブに絡むオブジェが(鏡は造作で、額縁は現場で
金のグレージングがされた)。リビング上がりの階段は輸入住宅の象徴であるオーバーザポストをロートアイアンの子柱で重厚さを強調。書斎は深紅のドライウォールと深い茶の書棚で演出。その他、ダイニングの天井はデザイン梁をコンテンポラリーに施工。エリアの一つ一つがこだわりの形で演出され、記事では語りつくせない内容である。



キッチンもこだわりの一つ。しっかりとしたコーディネートでアメリカのキッチンショールームばりの内容。天井の折り上げなどデザインの隙が無い。アメリカンライフを地で行くバスルームは広々と、ゆったりとした時間の流れを感じる正に様式ライフ。



家具も慎重に選ばれ、考えられたコーディネートです。
IKEAで調達された収納家具は収納力も当然の事ながら、その雰囲気もアメリカナイズされている。
(最も打合せに時間を費やしたウォークインクローゼットである。)



一転、ファンシーで優しい子供部屋。私の事を間島君と呼び続けるEMAりんはこの5年間の重要なお施主様でした。
Yさん、お疲れ様でした! 次は庭に燃えてください。 写真右は輸入住宅最前線の表紙に採用したコラージュ画。



  間取り図




■設計・施工  American Balratt Homes