洋館をイメージしたノスタルジックな風貌。キューポラが生きています。

軽井沢の別荘地にたたずむM邸。コンセプトはずばり大正ロマン、明治の洋館です。
そもそも明治維新後、神社・寺院・城以外の本格的な建物文明が日本で始まった訳ですが、その大半は西洋の建築様式が取り入れられ「洋館」と呼ばれる事になりました。そもそも輸入住宅はここで始まっていたんですね。現代の日本の住宅の文明は輸入住宅が最も歴史があるのだと言えます。伝統の様式がしっかりと施されデザイン化された建物は200年の時を経ても美しく凛とした風貌ですね。東京から移住されるMさんファミリーの当初の希望はアンティーク家具の似合う家。例えるなら軽井沢万平ホテルのよう。そして40坪の平屋が条件でした。試行錯誤の結果、キューポラが決め手となりシンボリックに家のデザインを完成させました。
そして「和瓦」ですが洋館といえどもその当時、和瓦だけは日本風土に外せなかったのか、それとも意図的なのか大半の建物は和瓦葺きですが、これが大正ロマンを強調するアイテムとなり、多少冒険でしたが決まりました。外装はとことん西洋で和と調和させ「復刻の洋館」の完成です。
アメリカンバレットホームズとしても輸入住宅のルーツを実感しました。施主様に感謝。


  M邸データ

所在/ 北佐久郡軽井沢町 竣  工/ H18年5月 スタイル/

洋館
敷地面積/ 827.05m²
(250坪)
建築面積/ 135.76m²
(41.1坪)
延床面積/ 126.35m²
(38.28坪)  
1階/ 126.35m²
(38.28坪)
2階/ 0 部屋数/ 2LDK
こだわりポイント アンティーク家具の似合う大正ロマンの洋館造り



一度徹底的にやってみたかったアンティークな内装仕上げで、「白い巨塔」の東教授宅がイメージです。(唐沢版ですが.....) 勿論、日本の壁の技術は漆喰だったはずですが湿式に対抗してドライウォール(乾式)で成果をあげました。腰板造作はOSMOを使用。
天井造作決め手中の決め手です。4つの折り上げに大き目のクラウンモール。これも当社の誇るドライウォールの技術成果です。
和室入り口の3枚引き戸は建具屋さんに造ってもらった「框戸」でこれもアンティークを強調しています。

特に和を強調したわけでなく、他の部屋と同様の仕上げで畳を敷いただけの空間ですがこれも大正ロマンを象徴する内容となりました。(狙い通り)
イチマツの唐紙はお施主様の特別オーダー品。黒とピンクがハマりますね。
縁側から眺めるハーフラウンドの窓には中世の教会に代表される格子を入れました。
黒い障子の桟と異様にマッチングしています。
尚、M邸のサッシュはマーヴィンのアルミクラッドです。窓口のサンタ通商の宣伝をしておきましょう。
http://www.santatsusho.co.jp/index2.html

キッチンはINAX製品でこれまた黒を強調しモダンまで融合させています。カップボードの赤は黒とよく合いますね。
洗面はアンティーク家具超で愛犬を洗えるように四角いシンクとDELTAのシャワー付き水栓をアンティーク調ののもので設備しました。
お施主様支給の籐の籠も狙い通りですね。


寝室は深紅のカーペット敷きで徹底した洋館ホテルの風合いを演出しています。
ウォークインクローゼットへの通路も絵になりますね。ドアが立派なインテリアとして映えています。(室内ドアはアメリカンバレットホームズのオリジナル無垢ドアの無塗装品をOSMOで仕上げました。)


  間取り図

 




これは長野新幹線に乗った時、ラックに入ってた冊子「トランベール」です。
施工後に見たんですが、どうやら洋館造りのノウハウに間違いはなかったです。
(これはいい冊子ですね。)

このM邸は気合の入った傑作となりました。施工関係者の多大な協力に感謝致します。
なによりも施主様とのコミュニケーションとコンビネーションの賜物です。先日の竣工祝い
有難うございました。また呼んでください。有難うございました。

■設計・施工  American Balratt Homes